モモとファーストドッグ

オバマ家の犬がようやく決まったとワシントンポスト紙が報じている。
それを伝える記事が北海道新聞のきょうの夕刊にも出ていた。
犬種ポルトガル・ウオーター・ドッグのことは以前にも書いた。
残念ながら、モモはこの話題になると決まって「あほらしい」という顔つきで寝入ってしまう。

閑話休題。ところで今回選ばれたのは生後6カ月の雄。確か施設から引き取るはずだったが適当な犬が見つからず、この犬種を飼っているケネディ上院議員がプレゼントしたらしい。
名前は「ボー(BO)」。二人の娘が名付け親だ。
なぜ、ボーなのか。調べてみるとこれが実に興味深い。
娘たちのいとこの飼い猫と同じ名前にしたと新聞には出ていたが、どうやら理由はそれだけではないらしい。
ファーストレディ・ミシェル夫人の父ちゃんのあだ名がDiddley。有名なロックギタリストのボー・ディドリーに似ていたためにそう呼ばれて、これにちなんだようだ。

ここまでくるとモモは熟睡モード。
それでも懲りずに、ボーについてのうんちくだが、そもそも「ボー・ディドリー」は南部の黒人のスラングで「なんでもない」という意味だそうだ。北海道弁なら「なんも」というところだろう。ギタリストはこのスラングを芸名にしたという説がある。
ここからは父ちゃんの推測だが、ミシェル夫人の父ちゃんは、黒人ゆえの差別を受けても「なんも。なんも」と現実を受け入れながらもへこたれず前向きに生きた人だったのではないか。
どうでもいいことだが、その辺をもっと知りたい。

モモのつぶやき

胴長で縮れ毛なんだって。モモのことじゃなくてボーのことだよ。