自宅でシャンプーをしてすっきりした。 ちょっと前から家にいる兄ちゃんも手伝ってくれ、汚れをしっかり洗い落とした。 モモは天然の縮れっ毛。 子どもは正直なもので、近くの小学生男子はモモを見て「大泉洋に似ている」と言ったことがある。 兄ちゃんに寄…

散歩コースの花壇もにぎやかになってきた。 だが、モモはほとんど見向きもしない。 スイセンにも見とれるわけではない。 １週間ほど前に芝生が色づいてきたと思ったらタンポポがわんさか咲いていた。 フキノトウもこんなに大きくなった。 何か匂うらしい。 …

そんなわけで、モモはコースを飛び出して芝生を走り回った。 決められたコースより、ずっと伸び伸び走っている。 呼ぶとこちらに急カーブを切って飛んでくる。 こけたりせずにうまく回るもんだ。モモのつぶやき自由に走るのが一番だね。

ランニングは単に体を鍛えるためだけではない。 トイプー五輪の陸上記録更新をモモはひそかに狙っている。 そのためアンツーカーのトラックを走らせてみた。 取りあえず１００メートルに挑む。 「位置について」 緊張でモモの心臓が高鳴る。 ちゃんとお座り…

一時期あれよあれよと薄くなったモモの鼻の色にこのところ変化が見える。 薄いレバーだったのが少し黒っぽくなってきたのだ。 日光浴のせいかもしれない。 紫外線が量を増しているのだろう。 色のことはどうでもいいのだが、最近の犬は嗅覚が衰えつつあるら…

母ちゃんが外出先から帰ってくると、モモは大喜びで出迎える。 わずか１０分ほど家を留守にしていただけでもだ。 １０年ぶりに生き別れの親子が再開したような感動シーンを見せてくれる。 全身、喜びの塊だ。 弁解するわけではないが、実はこういう写真の撮…

さわやかな日になった。 久しぶりにスカートで散歩した。 いつの間にかさまになってきた気がする。 スカート姿で走らせた。 モモにしてみればスカートにしろオーバーにしろ着ないほうがうれしいのだろうが、そんなことはお構いなしに、外に出れば走る。 父ち…

このところ天候不順で寒い日が続く。 だが、つかのまでも日が差せば、モモはしっかり日向ぼっこしている。 あんまりのんびりしているので、うらやましいほどだ。 心配事もありゃしない。 こんなくつろいだところを何かに襲われでもしたら大変だ。 それほど警…

とみに縄張り意識が強くなっているモモは、車の音や人の声が聞こえると何事かといきなりソファのてっぺんに上がる。 ぐるっと見渡して異常があればほえて飼い主に知らせるというわけだ。 家の中にいてもちゃんと番犬の役割を果たしている。 上がったところで…

このあたりの春を代表する野草はエゾエンゴサクだ。 モモも興味を持つかと思ったら、一向に気にしない。 いっぺんに咲き出した。 薄青の花弁は品がある。 モモには花の美しさがなかなかわからない。 いつものように食いださなかっただけでもいいほうか。モモ…

散歩でちょっと遠くまで足を延ばした。 いったい何度まで上がったろう。 風もなく汗ばむような陽気だ。 モモが何かに気づいた。 おやおや、バセットハウンドだ。 コロンボ警部の愛犬で警部のポンコツ車に乗っていると実にさまになっていた。 気ばかり強くな…

モモは靴をはかない。 つまり散歩のときは裸足だ。 そのまま家に上げるわけにはいかないから、当然、散歩の後は足を洗わなければならない。 これがモモは苦手だ。だから一計を案じた。 洗面所に連れて行き、まずのどを潤す。 歩き回ってのどが渇いているから…

散歩が終わるとブラシをかける。 暖かくなってきたのでベランダのテーブルがトリミング台になる。 高いところだとあまりじたばたしない。 スリッカーを使って脚を中心に念入りに。 駄々をこねていたモモも最近は従順になった。 散歩でついたほこりも落とせる…

モモのサツマイモ好きは実の母親譲りのようだ。 ドッグフードを与えてそっぽを向くことはあっても、イモならいつだって喜んでむしゃぶりつく。 モモの気をそらせるには、このボールに大き目のサツマを入れてやるに限る。 必死になって食べようとするが、こと…

午前中、雪が舞った。 すぐやんだので散歩に出たが、風が強くてカラマツが揺れるほどだった。 だが、そんなことはお構いなし。 モモは何より散歩が好きだから風上に向かって平気で歩く。 木々に囲まれたところでぱたりと風が収まった。 ハトより一回り大きい…

本当の春が北海道にもやってきた。 北海道日本ハムとコンサドーレ札幌の話だ。 両チームがそろってきょうは勝った。 こんなことはめったにあるもんじゃない。 特にコンサはスタートからつまずき８戦してやっと２勝目。 日ハムもご当地札幌ドームの試合に限る…

公園をばあちゃんと散歩した。 日一日とあたりの緑が濃くなっている。 公園の芝生も生気を取り戻してきた。 春は急ピッチで通り過ぎていく。 ところによっては芝生の色もぐんと濃い。 ばあちゃんに抱かれてブランコを初めて体験した。 おっかなびっくり神妙…

オバマ家の犬がようやく決まったとワシントンポスト紙が報じている。 それを伝える記事が北海道新聞のきょうの夕刊にも出ていた。 犬種ポルトガル・ウオーター・ドッグのことは以前にも書いた。 残念ながら、モモはこの話題になると決まって「あほらしい」と…

風がやけに強かったが、モモは運動を欠かさない。 猟犬にとって瞬発力は大切だ。 きょうはスタートダッシュの練習を重ねた。 モモは力の出し惜しみをしない。 いつも全力でダッシュする。 ロケットのようだ。 カメラで追うのも大変だ。 全速力のときにあたり…

世の中はすべて慣れである。 スカートでの散歩も慣れてしまえば何と言うことはない。 そう言い聞かせながらこんな格好で歩いてみる。 人は見かけで判断されてしまうが、犬だって同じだ。 「あらー」とか「わー」とか、おばさんを中心に寄ってくる人が増えた…

ストーンサークルというとイギリスのそれが有名だが、モモの散歩コースにも小規模なものがある。 何のためにだれがつくったのか、まだよく分からない。 北海道のものは縄文時代につくられたようだ。 祭礼や遺体の埋葬などとつながりがあるらしい。 そのせい…

春を通り越していきなり夏を思わせるような日になった。 気温も１５度前後まで上がったようだ。 夏服じゃないと散歩にもいけない。 おばちゃんからもらった服を着せてみた。 テントウムシの模様が付いている。 ちょっと前までコートで歩いていたのが信じられ…

陽気に誘われて、春を探しにでかけた。 フキノトウがあちこちにある。 庭にもあるから、いつもは写そうとも思わない。 モモは土手の上を喜んで走り回っていた。 もうほとんど雪はないが、遠くの山はまだ銀世界だ。 近くのシラカバ林でモモを放した。 いかに…

トリミングに行って、がらっとモモの雰囲気は変わったが、変わらないものがある。 その一つが首輪のハートマークだ。 以前はここに鈴もつけていた。 ちょっとうるさいので鈴を外してからは足音が聞こえなくなり、神出鬼没で面食らうことが増えた。 それをい…

月一のトリミングの日だった。 なんかサルのような顔になった。 トリミングもきょうで６回目になる。 トリマーさんにも慣れてきたようで大人しかったという。 終わった後に決まってリボンを付けてくれるが、モモはこれが気になって仕方がない。 何とかして外…

美食家のモモはテーブルマナーもなかなかのものだ。 実は食後にはちゃんとナプキンを使って口の周りをぬぐう。 きょうも食後にデザートのヨーグルトをあげた。 ペロペロいつまでも舐めている。 一生懸命なので鼻の頭にもついてしまった。 もちろんこんな姿の…

あのスカートを母ちゃんに詰めてもらって久しぶりに着せてみた。 モモは服が大嫌いなので、着せたとたん、もがいていた。 部屋の中ではいつも服なし、つまり裸でいるせいだろう。 そのうちにあきらめたらしく、ちゃんとこちらを見るようになった。 ときどき…

トレーニングといえば運動選手がよくやる階段のぼりだ。 近くにいい場所がある。 豆粒ほどに写っているのがモモ。 目立つはずの赤白セーターでも、これだけ小さいとよく分からない。 呼んでもなかなかこない。 こちらがさらに遠くに離れるとやっと近づいてき…

すっかり春めいてきたので、散歩中にときどき走らせている。 正面からの写真は多かったが、たまには横から。 けっこう一生懸命走っているのが表情でも分かる。 バランスよく前後の脚を使っている。 最近は脚力もついてきた。 一日走っても平気な犬種もあるそ…

えさをもらう直前だけモモはいい子になる。 伏せだってご覧の通り。 飼い主の顔色をちゃんとうかがって、じっと待っている。 きちんとしつけられたイヌみたいだ。 待ての姿勢を続けて、父ちゃん、母ちゃんは離れてみる。 そのまま３０秒。 「来い！」と命じ…