モモとイヌ

近所で目立つのは野良猫だけではない。
野良犬も増えている。
しかも、純血種が野良犬化していたりする。
たとえば、こいつだ。

純粋なヨークシャーテリアである。
ご覧のようにリードもなく、放し飼い状態になっている。
以前にも書いたが、実はこいつはモモにとっての天敵である。
ヨークシャーテリアといえば、ネズミ駆除のために飼われていたイヌである。ときは産業革命期、英国の庶民が重宝したイヌだ。
一方、トイプードルといえば、ハンターが水鳥を撃ち落とした後に、湖や川を泳いでいって鳥をくわえてくるイヌである。つまり、独仏の貴族が貴族ならではの遊び(狩猟)をするためにつくりあげたイヌなのだ。
庶民と貴族が仲良いはずはない。
だから、モモと野良ヨーキーは敵対せざるを得ない。
だから、散歩をしていてモモとヨーキーがにらみあいをするたびに、父ちゃんは、かつての英国と独仏(大陸系)の対立に想いをはせるのだ。
ところが、この辺の散歩はこんな分かりやすい対立の構図だけでは済まない。
もっと、とんでもない生き物に出くわしたりする。
これについては、どう解釈したらいいか父ちゃんにも分からない。
モモも、その生き物に出会ったときには、どうしていいか分からないようだった。
それについてはまた明日。

モモのつぶやき

英国とか独仏とか父ちゃんが言ってるけど、実はモモは米国経由なんだよ。