モモ、大学で特訓中

きょうは2度目のしつけ教室だった。
参加したのはモモを含めて4頭。バーニーズマウンテンドッグ、ピジョンフリーゼ、パピヨンと犬種もいろいろで、見ている方はそれだけでも楽しい。
酪農学園大獣医学部の内田佳子先生が指導し、それぞれの犬に獣医さんの卵?がついてくれる。
きょうも先生は元気一杯の歌のお姉さんのようだった。
複数の犬と同時に遊んだ経験のないモモは、「未知との遭遇」に緊張気味で、おっかなびっくり落ち着かない。やたら床の匂いをかいだり、隣の犬にちょっかいをかけたり。よその犬と比べると、モモの臆病でありながら好奇心が強いという性格がよく分かる。
最初は飼い主に目を向けさせる練習。目と目があったら目いっぱいほめてあげる。視線をあわせないようだったら、えさで誘導してなんとかこちらを向かせる。

握った手の中にえさを隠して、その手を横に持っていく。当然、犬はえさに気をとられそちらを向く。が、そのうち、「どうしたの。早くちょうだい」という感じで飼い主の方を振り向き、視線が合ったら大げさにほめてあげる。この大げさにというのが大事だ。
さらに、おすわり、伏せ、ヒールの練習を重ねた。

これは先生が飼っている、ポメラニアンのルカ君。いろいろお手本を見せてくれた。准教授の愛犬はやっぱりどこか知的でかつ堂々としている。もちろん、バイリンガルだ。


うーん、それにひきかえモモの一般大衆的好奇心丸出しの姿勢はどうだ。江戸時代に西欧人をはじめて見た貧乏長屋のモモ吉といった感じだ。モモも一応洋犬ではあるが、毎日納豆を食べさせてるせいで、こんなふうになったのだろう。
まあ、人は犬を選べても犬は飼い主を選べないということか。いろいろ考えさせられるしつけ教室だった。
それと、しつけ教室とは、犬ではなく飼い主が学ぶ場であることをあらためて思い知った。

モモのつぶやき

先生のササミはおいしいよ。おいしさの秘密は圧力鍋にあるらしい。