モモの活用法

タダで衣食住の面倒をみてやっているのだから、少しは働いてもらおう。
新聞を持ってくるとか、隣の家に回覧板を届けてくるとか、いろいろ仕事はあるだろうが、まだモモにはできない。
セラピードッグになってあちこちの施設を訪問し、少しはお年寄りの癒しに役立ててもらうことも考えたが、1歳にならないと無理、としつけ教室の先生には言われている。
そんなことを考えながらのんびりしてたら、モモが父ちゃんの腹に乗って、すやすやし始めた。

実はこれが父ちゃんにとっても、すこぶる気持ちいい。
まず、この暖かさがたまらない。純毛でフェルトのようなやわらかさで体温はモモの方が2度くらい常に高い。天然のホッカイロのようなものだ。

父ちゃんとモモと、互いの眠気が伝染し合う気がする。

軽い寝息も聞いていて心地よい。顔を父ちゃんに近づけてきたときは、かすかな鼻息が父ちゃんの肌を優しくなでてくれる。

床に寝転んでいても乗ってくる。

それなのに、何か妙な音がすると、ぴくっと反応して知らせてくれるから役に立つ。

今のところ、父ちゃんの腹の上で寝せるのが、モモの一番の活用法のようだ。

モモのつぶやき

日曜日はどうしてこんなに眠いんだろ。