モモ、修了試験の結果は・・・

きょうは酪農学園大のしつけレッスンの修了試験だった。
いつものように伏せやヒールの練習をした後に試験は行われる。
受験できるのは、それなりのレベルに達した犬だけだ。
「さあ、きょうはモモちゃんとモップの試験ですよ」
内田佳子先生の声が響く。
大勢が見ている中での試験だから、モモに命令を出す母ちゃんは緊張したはずだ。
父ちゃんはといえば、カメラをぶら下げてうろうろするものだから、「モモちゃんが気になるようなので座ってじっとしていてください」と内田先生にやんわりと注意され、椅子でお地蔵さんになっていた。
仕方なしに何人が見ているか数え始めたが、15人まで数えたところで、モモは試験に取り掛かってしまったので、あわててカメラを取り出した。

「伏せで待てをしたまま30秒じっとしている」というのが卒業試験だ。
きょうもモモは落ち着きがないので、はらはらドキドキ。
案の定、伏せをしたはいいが、あっちきょろきょろ、こっちきょろきょろと首を振る。
特に10秒をすぎてからが長いこと。内田先生のカウントする声が、大きなのっぽの古時計のように感じられる。
さらに20秒をすぎてからは、息をするのも忘れてしまうほどだった。
「思えば昨年12月にこの大学の門をたたき3カ月」などと振り返っているうちに、ついに30秒。
ぱらぱらと拍手がわき、ほっと気が緩んだ。
ところが、きょうはこれだけでは終わらなかった。
「お座り」「待て」をしたまま飼い主が部屋のはじっこに離れ、そこから「来い」を命じて、来たらば、「お座り」をさせるという新たな問題が追加された。
ただし、甘えっ子のモモはこれが大得意。母ちゃんの命令でぶっ飛んで来ると、ちゃんとお座りまでできた。

もちろん、モップも晴れて合格。
最後は2頭とも修了証書をもらってみんなの拍手を浴びた。


これが証拠の修了証書。

ちゃんとモモの写真と先生のサインが入っている。

モモのつぶやき

やったね!