モモが見た動物病院の裏側

開院前の動物病院をのぞく機会は滅多にあるもんじゃない。
縁あって世話になっている人の病院をオープン前に見せてもらった。
厚別中央通どうぶつ病院という。
父ちゃんも母ちゃんも興味津々。
もちろん、好奇心のかたまりのモモも一緒だ。
ドアを開けると、つんと新しい建物の香りがする。

モモもちょっと緊張気味。

待合室は三角形で奥に行くほど狭まっており長いすが二つある。妙な格好の空間だが、不安な気持ちの飼い主には精神安定剤の役割を果たすかもしれない。
きょろきょろしていたモモが見つけたのは、犬をあしらった壁掛けだ。

工芸を趣味にしている知り合いがプレゼントしてくれたそうだ。
手作りの素朴な質感がいい。ずっと前からそこにかかっていたように、しっくりとおさまっている。
この病院は、院長先生と、ドッグライフカウンセラーの奥さんと、トリマーさんの3人でスタートする。この奥さんにモモはしつけを習っていた。
2つの診察室や各種検査機器、トリミングの部屋などをモモは興味深そうに見て回った。


院長先生は画像診断について、一時期、専門的に勉強していたそうだ。イヌもエコー検査を受ける時代なんだなあ。脂肪肝なら父ちゃんでも分かる。

こんなものもある。骨格標本で一番左側は耳だという。
4人がけのテーブルがあって、ここで先生がいろいろ説明してくれる。
じっくり座って話を聞けるので、患者にはうれしい。

すぐ横に体重計があったので、量らせてもらったら2・8キロだった。
ついでに先生が写真を撮ってくれた。
実はこの先生がイケメンなのである。
モモも年ごろなのでイケメンには弱い。
父ちゃんそっちのけで、尻尾を振り、呼ばれればお座りもちゃんとして、せいいっぱい良いところを見せようとしていた。
こんなどうでもよいことを書いていたら、肝心の病院の裏側のことまで紹介できなくなった。
では、続きは明日。
モモのつぶやき

病院というから心配してたけど、きょうは採血や注射もなくて、ササミをもらって得しちゃったよ。