2009-09-24 モモとサフラン 散歩 道端にサフランが咲いていた。 正確に言うと、サフランではなくイヌサフランという種類らしい。 サフランというと、父ちゃんは詩集「サフラン摘み」を思い出す。 クレタの或る王宮の壁に 「サフラン摘み」と 呼ばれる華麗な壁画があるそうだ そこでは 少年が四つんばいになって サフランを摘んでいる ずいぶん昔、詩人吉岡実のなまめかしい世界に驚いたものだ。 挿絵もまた良かった。 モモはあの少年のように四つんばいで、匂いをかいでいた。 ところが母ちゃんの思いつきはきわめて現実的だ。 「サフランライスはこの花粉でできるんだろうか」 多分、イヌサフランではだめだろう。モモのつぶやきダルビッシュが大変だ。