犬の感覚

モモの寝姿は面白い。
寝息が聞こえたかと思うと歯軋りすることもある。
ちょっとつつくと、眠くて目をしっかり開けられないのか、白目を見せたりする。
夢をみているらしく、うなったり、痙攣したりすることもある。
驚くのは熟睡しているように見えても突然、飛び起きたりすることだ。
聞きなれない物音がしたり、普通じゃないことを予感するとそうするようだ。五感だけではなく第六感のような特殊な感覚を持ち合わせているのかもしれない。

ヒトと犬は1万年以上、一緒に暮らしてきた。
警報機の役割を果たす犬たちのおかげで、祖先はどれほど助かったか。安心して眠れるようになったのも犬のおかげだろう。

そんな犬の存在もあってか、ヒトの感覚は鈍磨する一方だ。特に危険を察知する感覚が著しく衰えているような気がする。
きょうも世界中で株価が大暴落した。底が抜けたような状況に直面すると、まさに歴史的な瞬間に立ち会っている気がする。金融ゲームの危険性になぜ今まで気づかなかったのか。
1929年の大恐慌を乗り切るには、ニューディール政策が必要だったというのが定説だが、もっとも効果があったのは第二次世界大戦だったという話を聞いた。ならば、この危機をしのぐのには何が必要なのだろう。

モモのつぶやき

寝てるときに手足の指の間の水かきをいじったり、おへそをなでたりするのは、や・め・て!