モモ、ヤンキーになる


ヤンキースや松井のファンというわけではない。母ちゃんがたまたまこんな服を買ってきた。いかにも防寒具という感じで、これなら冬でも寒さに震えず散歩ができそうだ。マジックテープで着たり脱いだりも簡単。

ヤンキー娘でもいいのだが、そろそろ5カ月なので学校に入れたいと考えている。それも大学だ。酪農学園大学でしつけ教室を開いている。
きょうは、モモに留守番をさせ、父ちゃん、母ちゃんそろって授業を見学してきた。人間ならさしずめオープンキャンパスというところだろう。
初級クラスの生徒は3頭。プードル2頭とミックス犬が1頭だった。
先生の指導に加え、1頭に1人学生が付きっきりで教えてくれる。
まず驚いたのは、先生が幼児向けテレビ番組の歌のお姉さんのようだったこと。明瞭かつ伸びやかな声で、犬たちをほめちぎるから、すぐ言うことを聞くようになってしまう。おまけにリズミカルでこちらまでうきうきしてしまう。
しつけの本に良いことをしたら大げさにほめることと書いてあるが、こんなふうにするんだと感心した。
他人が聞いていたら、「このおばさん危ない人なんじゃない」と思うくらい、犬に対する喜びを全面で表現する。
人気が高くていまは満員状態でいつになったら入れるか。
それにしても、先生の指導を受けたら、モモだけじゃなくて父ちゃんの人格まで変わってしまいそうだ。
とりあえず、帰宅した後に、見学で覚えた命令をモモにいろいろ試してみた。

モモのつぶやき

なるほど、それで午後からいっぱい「伏せ」をさせられたんだ。