給付金と避妊手術

政府、与党はとんでもないものを出すことにしたものだ。
給付金のことだ。これだけ迷走して喜んで受け取る人はいるのだろうか。
今回の給付金が選挙対策のばら撒きであるのはだれもが知っている。将来必ず来る消費税の引き上げも予想している。加えて所得制限を持ち出したから、受け取る人は、「一生懸命働いても自分は高額所得者にはなれないんだなあ」とか、「あの資産家がどうして受け取るの」とか、さまざまなことを考えさせられる。後味が悪いという言葉があるが、前味からして悪いのだ。
仮に、制限せずに配って、希望者は簡単に寄付をできるようにしたらどうだろう。ふるさとのために寄付するひともいるだろうし、温暖化や新エネルギー、教育や福祉に充てて欲しいと望むひともいるだろう。新幹線や地方の道路だっていいのだ。そうすると、2兆円という規模が国家財政の中でどの程度の大きさなのか、国民の意識も深まる。
制度づくりに時間がかかり事務作業も膨大になるのかもしれない。でも、受け取る側の抵抗感はなくなるのではないか。
不幸な捨て犬を出さないようにするための対策への寄付というのも意外に寄付金が集まるかもしれない。マイクロチップの義務化とか避妊、去勢手術への補助などに使うのだ。
ああ、それにしても給付金はいやらしいなあ。

モモのつぶやき

それで、もらうの?