ひづめからおちんちんへ

前から気になっていたペット食材を扱っている店をのぞいた。
ここの特徴は、自分のところで製造も手がけているところ。野生のシカを専属ハンターが射止めて、干し肉などに加工しているというから念が入っている。シカ肉やレバー、耳、ひづめなど、見たこともない製品が並んでいてちょっと驚いた。若い女性の店員さんがいろいろ説明してくれる。「ちょっとグロテスクですけど、うちのワンちゃんも喜んで食べるし、けづやもよくなりますよ」。自宅でチワワを飼っているという。
一渡り見渡して、あるもののところで目が点になった。広口のガラス瓶に細長い肉片が何本も入っている。牛のおちんちんと書いてあった。
「それも人気ありますよ」。若い女の子が昼間から何度もその商品名を口にするのは、なんとも珍妙な光景だ。まあ、そうまでいうならと、1本525円のそれを買い求めた。ついでにシカのレバー40グラム735円、ゴマクッキー30グラム315円というのも買った。
自宅に帰っておちんちんを計ると長さ46センチ、45グラムあった。
モモはこのところ、牛のひづめにあまり興味を示さなくなった。歯の抜け替わりの時期なので固いものは敬遠しているのかもしれない。生えてきた永久歯が磨り減ったりする可能性があるらしい。
ひづめはまずいが、乾燥ペニスはいいのだろうか。「おちんちんなら大丈夫。やわらかくなるまでしゃぶってますから」と店員さんは太鼓判を押してくれた。うーん。モモに食べさせたときになんと表現したらいいのか。そんなことを考え出したらモモに食べさせられなくなった。

モモのつぶやき

食べてないけど見たよ。