空気を読むモモ

毎日、不思議なことが起こる。
きょう、母ちゃんが外出しようとしたときだった。
2階で化粧をした母ちゃんが1階の居間に下りてくると、そこで待っていたモモはすごすごと自らサークルに入って行ったのだ。
留守番をしなければならないのが分かったのだろうか。
心なしか寂しげだったという。
ちょっと前まで、モモをおいて出かけるときは、捕まえてサークルに入れるのに一苦労だった。えさでつったり、追いかけっこをしたり、モモはサークルをいやがって逃げ回っていた。
今回は、「ハウス」とか「お留守番」とか声で命じたわけでもない。
空気を呼んだとしか思えない。
夜の「ハウス」も、ある日突然、自主的に始まった。

最近は、夜、ソファの上に寝そべっているモモに、「さあ、寝ようか」と声をかけるだけで、サークルに入っていく。
いったんソファで寝かかっていたものだから、こんな具合に寝癖がついていたりする。

それにしても、これは何なのだろう。テレパシーかなあ。
モモにかかる費用を計算したりしたから、わがまま言ってたら捨てられるかもしれないと、改心したのだろうか。

モモのつぶやき

大人になったから、モモだっていろんなことを考えるんだよ。